調剤薬局を開設される際、当然保険の指定を受けることが大前提であり、最重要課題であると言えます。しかし医療機関と異なり、保険薬局と認められるには医薬分業の観点を徹底した設置基準を満たさなければならず、思わぬ落とし穴となるケースも少なくありません。
保険の指定は厚生局で
保険の指定は厚生局で受けることとなります。薬局の開設は保健所への申請をもって許可がされるため、保健所対応ばかりに気を取られがちですが、厚生局の基準は一定の厳しさがあるため、薬局の開設前から保健所との事前相談は絶対的に必要なことは当然ですが、厚生局との事前相談を前提としていなければ、「調剤薬局の開設許可を得たのに保険指定を受けられない」といった最悪のケースになりかねません。
医薬分業と薬局の視認性
保険指定を薬局が受ける場合に重要となるポイントは医薬分業の観点と薬局の視認性です。医薬分業については、薬局が病院や診療所から完全に独立したものでなければならないという点です。人的・資本関係はもちろんの事、公道から薬局にたどり着くまでの導線も病院や診療所から完全に独立したものでなければならず、例えば公道に面した1階に薬局が入るのは問題になりにくいですが、診療所しか入っていないような医療モールビルの2階以上に薬局が入るようなケースは保険指定が認められないリスクが高いと言えます。また、視認性の観点から、公道から薬局として認識されやすい状態である旨の設置基準があり、建物の奥まった場所などでの薬局の開設の場合は注意が必要です。
薬局開設なら行政書士法人Deeへ
保険薬局の開設や指定申請は、地域医療を支える大切な一歩ですが、その手続きは多岐にわたる規制を踏まえた煩雑なものです。特に、構造設備の基準確認や申請書類の整備、保健所・厚生局との調整には専門的な知識と実務経験が不可欠です。
行政書士法人Deeは、これらの手続きを円滑に進めるための専門家です。事前相談から必要書類の作成・提出、運営規程や誓約書の整備、法令遵守体制の構築まで一貫してサポートすることで、開設準備に伴うご負担を大幅に軽減できることをお約束します。
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